未来図を描く仕事

昨年、企業理念の見える化・職員が企業の中で描ける未来・カタチのないサービスのビジュアル化、などのイラストオファーをいただくことがありました。
直近では、保育園の未来図を描かせていただきましたのでそのご紹介をさせていただきます。
まずは、こちらのイラストに込めた想いからご紹介させていただきます♪
イラスト込めた、“生きる力を持って、社会とつながり笑顔を作る人になあれ”
からふる保育園の先生たちは、いつもこう語ります。
「からふるで育った子は、この先きっと、何にでもなれる。たとえ無人島でだって、たくましく暮らしていけるよ。」
私たちが最も大切にしているのは、自分で感じ、深く考え、そして行動できるという「生きるための軸」を育むことです。この軸こそが、子どもたち一人ひとりにとって最高に豊かな人生を創造する力となると信じています。
〈からふるストーリー〉「生きる力」を育む成長のステップ
からふる保育園で過ごす日々は、愛と発見に満ちています。
からふる保育園にやってきたちいさなキミは、愛情あふれる先生たちにぎゅっと抱きしめられて、心の基地を持てるようになりました。
1歳になると、「あれは何?」見て触って、舐めてみたり… キミの毎日は発見でいっぱい!やりたい気持ちを受け止めてもらい、自立への一歩をしっかりと踏み出します。
2歳頃、まねっこしたり、ふざけ合ったり。お友だちとの関わりが広がり、様々な気持ちとぶつかるね。自分の想いを尊重してもらうことでキミらしさを思い切り発揮していきます。
3歳になると、「どうして? これなあに?」と、世界にあるたくさんの不思議に気がつき始めます。そのときめく感情を宝物に人と繋がり喜び合う中で、尽きない好奇心が育っていくよ。
4歳は、“ごっこ遊び”の黄金期。
遊びを通して自分の想いを仲間にぶつける経験を重ね、相手の気持ちを想像し、認め合うことを学びます。
そして5歳。「ちょっと難しいことにも、みんなで挑戦してみよう」 キミたちみんなのひらめきと力を合わせることで、一人ではできない大きなことをどんどん実現する楽しさを学びます。
さあ、未来へ胸をはって飛び出そう!
このからふる保育園で仲間と共に育んできた“生きる力”を持って、未来へ胸をはって飛び出してほしい。
キミがどんな職業を選んでも、どんな時代を生きることになっても、キミたちなら、大丈夫。
自由に未来を創造し、最高に豊かな人生を送ってほしい。それが、私たちからふる保育園の心からの願いです。
イラストにしてビジュアル化することで、何かの役にたつ?
以上、からふる保育園の未来イラストに込めた想いでした。
現場の保育園の先生方からの日々の保育に対する想いを伺い、私なりに受け取り、できる限りそのまま詰め込んでいます。
温かな、愛の溢れる先生方の集まる保育園です。
こちらを描き終えての感想は...
ひとことで言うと、
すごーーーく難しかった…!!
なぜなら、未来って今は見えてないものですから。
ビジュアル化は初めて。
あるのは
「想い」
だけ。
社長の社員に対する想い
企業の未来にむけた社長の想い
職員の自分の将来への想い
理想の社会に対する想い
同じ想いの場合もあれば、、似ているけど少し違う場合もある。
全く違う場合もあるにはある。
これをイラストにしてビジュアル化する意義ってなんでしょうか。私もお話いただき描きながらいろいろ考えました。
それは、
共通で認識を確認できること
かなと。
現時点での答えは、そんな感じです。
例えば、自分だけで考えても、1年前の自分と、今の自分の目標って変わってませんか?やってることも違う。
自分1人でも変わるくらいですから、2人、3人、10人、100人….集団になればなるほど、あちらこちらで変わり始める。
変わることは全く悪いことではないけど、今のスタート地点での想いとか、向かう方向性を確認し合うことはとっても大切だと思います。
人が声をあげたり、行動したり、協力したり、助け合ったり。
そこには、お金とか条件とかではなく、必ず「共感」があるなと、最近は特に強く感じるようになりました。
その共感を確認できる一つのツールになれたら、最高だな。
そう思っています。
イラストの役割は現実では表せないことを表現することだと思ってきました。(独立して間も無くの頃、お仕事がきっかけに知りあったOさん。そのOさんの大切な方のためのイラストをご相談いただいた際に言われた言葉です)
イラストのパワーで人の心が動くこと。
これが私が描きたいものかもしれないなと、最近少しずつ、そんな新しい目標が出てきたのかなと感じています。
とても難しいことではあるけれど、人が動くきっかけになるようなそんなイラストをこれからも目指していければと思っています。
2025.10.14