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Miho Kawamuraは 、水彩テイスト・子供のイラストを得意とするイラストレーター ・デザイナーです 。

紙の質感と水彩の“ぬくもり”が好き

20251118

 

皆さん、こんにちは。

私、普段はデジタルで絵を描いたりデザインをしたりしているのですが、実はすごく「紙」の質感にこだわりがあるんです。

「紙なんて当たり前でしょ?」と思うかもしれませんが、私にとって紙はただの素材じゃなくて、作品の理想的な世界観を整えてくれる存在です。

今回は、私がどうしてこんなに紙や水彩のニュアンスに夢中なのか、素直な気持ちで綴ってみました。

 

完璧すぎないから、なんかいい。にじみのマジック

私がよく水彩の色調をデザインに取り入れるのが好きな理由。それは「単調じゃない」から。

デジタルの色は基本的には均一で、どこまでもクリア。その美しさはあるけれど、どこか冷たいと感じることもあります。

  • 水彩の「にじみ」
     紙の上で水がぶつかり合って生まれる、あの偶然の色の濃淡や境界線。私たちが完全にコントロールできない、ちょっとした"ムラ"が、作品に命を吹き込んでくれる気がしています。

  • ざらっとした「手触り」
    そして、その水彩を受け止める紙の感触。少しざらっとしていたり、厚みがあったり。触った時に「ああ、ちゃんと存在してるな」と感じられるのがいいんです。

完璧じゃなくて、ちょっと揺らいでいる。この優しいニュアンスこそが、私のデザインには絶対必要になっています。

 

 

奥行き、「生きてる」空気感

なぜデジタルでテクスチャを貼るだけじゃダメ?と聞かれることもあります。もちろん、デジタルでも表現はできます。

でも、本物の紙が持っている「空気感」は、やっぱり特別なんです。

紙に色が乗っているところに、実際に光が当たるとどうなるか。

紙の細かいデコボコに影ができたり、光が反射してキラッと見えたりします。この光と影の動きが、平らなデザインにフワッと「奥行き」を生んでくれるんだと感じます。

まるでそのデザインが、画面の中で呼吸しているかのよう。この生きてるような空気感が、作品をただの画像じゃなく、心に残る特別なものにしてくれるのだと思っています。

 

 

結局、「人の手の気配」が好き

私の紙へのこだわりの最終的な理由。それは、そこに「人の手の気配」が残るからだと思います。

紙の上に残った筆の動きの跡、絵の具のちょっとした溜まり。それらを見ると、「ある人が時間をかけて、心を込めて作ったんだな」というぬくもりを感じませんか?

私たちが作るデザインも、誰かにとってただの「情報」で終わってほしくない。

見た人がホッとできたり、優しさを感じられたりする、そんな「ぬくもり」や「愛着」を作品に宿したい。

だから、これからも私は、人の手のぬくもりを感じさせるような、紙の質感や水彩の優しい世界観を大切にしながら、デザインに向き合っていきたいと思います。

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